お金に色は付けられない。ならば自分で色付けしよう!

ライフプランニング

お金の管理はどうしたらいいの?

簡単な家計簿はあっても、不安はなくならない・・・

お金の管理の必要性は、多くの方が感じていると思います。
ただ、実際にどのようにすればいいのか、分からない方も多いようです。
そこで、まったく同じように見えるお金に色を付けて管理することをはじめてみましょう。
お金に色を付けるとはどのようなことか、そして実際の管理方法を解説します。

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お金の管理の難しさの原因

日常的な買い物からマイホームの購入まで、あらゆる活動をする際に、お金は必ず必要になります。
そのため、お金が必要になる時に備えて管理しておくことが大切になります。
ところが、お金の管理の大事さは分かっていても、実際にうまく管理している人が多いとは決していえません。
どうしてお金の管理は難しいのか、私なりに考えた理由をあげます。

お金はすべて同じで違いがない

お金を稼ぐには、非常に多くの方法があります。
しかし、どのような方法でお金を稼いでも、預金口座に入れてしまうと違いはなくなります
そのため、5年後のマイホームの頭金支払いのためにとっておきたいお金も、来月のクレジットカードの支払いに使うお金も、区別されることはありません。

お金に違いがあれば、5年後に使うお金を区別して残すことができます。
しかし単に預金口座に入れているだけでは、いつ使うお金かの区別はなく、日々の支払いにどんどん使われていくこととなります。

管理が楽

お金の管理は、他の財産に比べると圧倒的に楽です。
預金口座に預け入れるのも、預金口座から引き出すのも機械の簡単な操作でできてしまいますし、何なら直接手にしなくても支払いに使うことができます。
また基本的には、預金口座を開設して保有しているだけでは手数料も発生しませんし、お金を引き出すのに時間もかかりません。

有価証券や不動産など、他の種類の財産と比較してお金の管理が楽なのはメリットですが、その分お金を引き出すのも楽で、簡単に使えてしまうために貯まりにくい一面があります。

つい使いたくなる

何か目的があってお金を貯めようとしている方にとって、ついお金を使いたくなる気持ちは大敵となります。
お金を引き出すのは簡単なため、お金をできるだけ使わずに貯めたいと思う気持ちに反して、購買欲を抑えるのは難しいのです。

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強制的にお金に色を付けるのが有効

1つの預金口座にすべてのお金を貯めていると、目的別・計画的にお金を貯めることはできません。
そこで、将来まとまったお金が必要になるのに備えて、お金に色を付けていく作業をしていきましょう。

将来お金が必要になる場面を想定して、以下のような観点でお金を貯める方法を考えていきます。

いつから貯めるか

マイホームを購入したい、子供の教育費を貯めたいといった目標を決めてお金を貯める場合、貯める期間が長くなるほど1か月あたりの金額は低く設定できます
ただ、若くて給料が低いと、毎月決まった金額を貯めるのは大変なので、そのバランスを考えなければなりません。

どれくらいの期間貯めるか

「いつから貯めるか」「いつ必要になるお金か」というポイントと密接に関連します。
期間が長くなるほど1か月あたりの金額を低くすることができます。

いつ必要になるお金か

お金が必要になるタイミングは人それぞれなので、その時期を考えておきます。
自身を含めた家族の年齢や人生設計に大きく影響されるので、将来像を思い浮かべながら考えていきます。

どれくらいのお金が必要か

教育資金や老後資金など、多くの項目には一般的な目安となる金額があります
ただし、人によってその金額に差があるのが普通なので、目標となる金額を決めておきます。

どのような方法で貯めるか

お金に色を付けるという観点から、日常的に使う預金口座以外でお金を管理するようにします。
銀行口座以外にもiDeCo、NISA、保険などの方法があるので、それぞれの特徴を知ったうえで利用を検討します。

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お金に色を付ける具体例

ありとあらゆる支出を色分けすることはできないので、それぞれの状況にあわせて優先順位の高いものから色分けしていきます。
優先順位の高いものとしては、①時期がはっきりしているもののうち時期が近いもの②金額が大きなものがあげられます。
資金を準備しておくといいものとして、以下のようなものがあります。

結婚資金

結婚資金に含まれるのは、結婚式や披露宴の費用、新居の費用などです。
結婚式や披露宴については、内容によって金額に大きなバラツキがあるので、具体的なイメージが固まってから考えるようにします。
また結婚する2人の考え方の違いが大きな場合もあるので、結婚を決めて2人で話をしてから準備をはじめるといいでしょう。

挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額平均 327.1万円
(ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ)

出産・教育資金

出産費用として病院などに支払う費用は、健康保険の出産育児一時金があるので、実質的な負担はほぼありません。
しかし、それ以外にも赤ちゃんのための寝具や服など様々な支出が発生し、その負担は決して小さなものではありません。
子供が生まれて困ることのないように、あらかじめ準備しておくようにしましょう。

子供の教育資金は非常に大きな金額になるので、いろいろな方法で貯めておく必要があります。
一般的には学資保険やNISAを利用することで、運用益を確保しながら教育資金を貯めることができます。
なお、学資保険とNISAではリスクの面で大きな違いがあるので、その違いを理解しておかなければなりません。

◯私立中学校1,436,353円
◯公立高等学校(全日制)512,971円
◯私立高等学校(全日制)1,054,444円
(文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より)
◯国立大学4年間の入学金+学費の総額(標準額の場合)2,425,200円
(筆者調べ)
◯私立大学4年間の入学金+学費の総額(文系)約408万円
◯私立大学4年間の入学金+学費の総額(医歯系を除く理系)約550万円
(文部科学省「令和3年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」より筆者計算)

マイホーム購入資金

マイホームは自己資金だけで購入することはできないので、住宅ローンを利用することになるでしょう。
ただ、全額をローンで支払うことはできず、頭金や諸費用を用意しておく必要があります

頭金の金額が大きくなると、住宅ローンの額が少なく済むだけでなく、住宅ローンの条件が有利になることもあります。
そのため、マイホーム購入前にいかに頭金を貯められるかが、マイホーム購入のポイントとなります。

住宅の購入資金に占める自己資金比率と自己資金の平均額
◯注文住宅19.5%(1,080万円)
◯分譲戸建住宅24.5%(1,023万円)
◯分譲集合住宅41.0%(1,857万円)
(国土交通省住宅局「令和5年度住宅市場動向調査報告書」より)

自宅のリフォーム資金

マイホームを持っている場合、年数の経過により自宅の修繕やリフォームが必要になります
工事の内容によっては数百万円もの支出になるので、あらかじめ用意しておくようにしましょう。
また資金繰りが難しい場合には、ローンを組むことも可能なので、あらかじめどの時期にどれくらいの金額で工事を行うか、計画しておきましょう。

老後資金

老後資金とは一般的に、退職して給料をもらわなくなった後の生活に必要なお金を指します。
リタイアメントプランニングを行うと、必然的に現役中に貯めておくべき金額が計算されるので、その額をどのように確保しておくかが問題となります。

iDeCoは老後資金を貯めるための制度であり、税制上のメリットもあるので、広く利用されています。
またNISAも、老後資金を貯めるために利用できます。
これらの制度は、利用する際の注意点に違いがあるので、メリット・デメリットを理解したうえで利用していきましょう。

夫婦高齢者世帯(65歳以上の夫婦1組のみの世帯)のうち無職世帯の消費支出の額250,959円
(総務省統計局「家計調査年報」2023年より)
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まとめ

何をするにもお金はかかるので、将来のためにお金を貯めておくことは大事なことです。
ただ、1つの預金口座だけでお金を貯めていくのは簡単ではないので、ルールを決めてお金を色分けしましょう
お金を色分けするというのは、将来の用途にあわせてお金を分けておくことです。
大きな支出が予想される場合、何年も何十年もかけて必要なお金を準備しておくようにしましょう。

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